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環境への取組み

低炭素社会実行計画(カーボンニュートラル行動計画)の取組み

低炭素社会実行計画とは、本会が平成22年より取組んできた環境自主行動計画の後継であり、地球温暖化の防止に取組むため、各産業の業界団体が窓口となって自主的に策定する実行計画のことである。

本会は、地球温暖化防止のための温室効果ガス排出抑制対策を中心として、この低炭素社会実行計画を平成25年11月に新たに策定し、下記に示す事項を実施し、組織的、継続的に省エネルギー、温室効果ガス削減等の改善を推進する。

  1. 温室効果ガス削減目標を達成するため、正会員企業に対する研修会等を通じた啓発活動や情報交換、農林水産省と連携した改善活動の紹介
  2. 省エネに通じる各種試験の実施、技術情報の公開
  3. 正会員・精米工場に対するエネルギー使用量分析個別報告の実施
  4. 定期的に実績把握を行い、進捗状況の確認、対策の変更や修正等の実施
  5. 農林水産省に対する米穀業界エネルギー使用量報告の実施
  6. 米穀業界として、地球温暖化対策に積極的に取組む姿勢について、社会及び消費者への啓蒙活動

環境負荷軽減(減プラスチック)包装容器の普及

本会が表明しているSDGsの取り組みのなかに、安全な包装容器の使用推進がある。これに呼応するかたちで、2021年から、減プラスチックを目指した精米包装容器の開発に着手した。

開発に参加したのは、本会のほか、のむら産業株式会社(本会の賛助会員)と株式会社TBMの3者である。素材は、株式会社TBMが有する石灰石を原料とするLIMEX(ライメックス)であることから、硬い石灰石が原料のため、重量のある精米の包装容器に対応できるかどうか、可能性は未知数であったが、信じて開発に着手した。

LIMEX含有30%は間もなく完成し、利用に供することができたが、目標とした50%の開発は思いのほか時間を要し、2023年6月、ようやく、目指したものが完成した。精米の包装容器はプラスチックを素材としているものが多く、LIMEX素材包装容器の普及は環境負荷軽減につながる。